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グイン・サーガの「あとがき」 [お知らせ]

こんばんは、宵野です。

のっけから質問ですが、みなさんは「あとがき」を本文あとに読む派、それとも先に読む派どちらですか?


わたしは「あとがき」は、本文を読んでから読む派です。グイン・サーガでもそうでした。いや、何冊か例外はありますが。「あとがき」には余韻にひたったりコーフンを鎮めるはたらきもありますし・・。もっとも、逆にエキサイトしてしまったこともあり・・それはそれで懐かしい思い出ですね(笑)。

いつでしたか、栗本薫先生は「あとがきだけで千枚を越えるなぁ」とつぶやかれていました。「あとがき」だけで千枚! やはりグイン・サーガとはとてつもない規格はずれの作品だと、おそれいったものです。

それから数年ののち、弟子の自分がグイン・サーガの続篇を書くことになって、「あとがき」を書くようになるなんて・・なんという・・ヤーンの悪戯であろうかと、毎回深い感慨をおぼえるのであります。

栗本先生の絶筆から先を書き継ぐ旅の途には、艱難辛苦の山また山、鎧姿で遠泳するはめになり溺れかける・・これ喩えではありませんから、しかもしょっちゅう遭ってる気もします。。
そうして400枚(ほぼ)の原稿を上げ、やれやれこれでひと安心、と鎧をぬいだすぐあとに「あとがき」という最後の難関が待っているのです。
ほんとうにほんとうに苦手なんです「あとがき」。
続篇をひき受けてからグインの本篇は何度も読み返してるんですが、栗本先生の書く「あとがき」はなんて魅力的なのだろうといつも感嘆しています。まるで自分ひとりに話してくれているような気さえします。「あとがき作家」と自称されていましたが、「あとがき」も作家の芸なんだなあと思える、ほんとうにみごとな「あとがき」でした。
そんなグインの「あとがき」を任されるようになって、さいきんは「あとがき」を書くのにプレッシャーを感じてしかたありません。あうあう・・。
「あとがき」でプレッシャーとはなんとも情けない話ですが、「あとがき職人」の先生の後をひきついだわけですし、もともと苦手でもあった・・でも苦手なりにがんばって書いてはいます。と、遅筆の云いわけっぽい気がさしますが、昨日その「あとがき」著者校を担当さまに送信いたしました。
138巻「ケイロンの絆」の発売日は、早川書房からのアナウンスを待つことになりますが、もう一息というところです。かさねてよろしくお願いいたします。

                     宵野ゆめ拝

宿命の宝冠がKindle化されました。 [お知らせ]

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「宿命の宝冠」わたくしのデビュー作でございます。
「イリスの炎」のあとがきに書いておりますが、「売国妃シルヴィア」に出てくるアウロラの物語。
 沿海州レンティアに遊学してきたパロの学生がお家騒動に巻き込まれます。
 どこかでつぶやいてますが、カバーイラストのアウロラの髪の毛、売国妃シルヴィアではかなり短髪になりますが、丹野先生の描いて下さったアウロラの表情がほんとうにイメージ通りでびっくりしました。
 グイン・サーガ・ワールドで連載していたときと、単行本化されたときでは、ラストが少しちがっております。時系列をすこし進めたというか、アウロラ姫とタムくんの冒険の続きもいずれ書いてみたいですね(笑)
 Amazonでは冒頭部分を試し読みしていただけます。↓
 http://www.amazon.co.jp/dp/B012VLM7LA

「あとがき」 [お知らせ]

おはようございます。

のっけから質問ですが、みなさんは「あとがき」を順番通りに読む派、それとも「あとがき」を先に読む派どちらですか?

わたしは「あとがき」は、本文を読んでから読む派です。グイン・サーガでもそうでした。いや、何冊か例外はありますが。「あとがき」をジックリよむのは、余韻にひたったりコーフンを鎮めるためもありましたが、まったく逆の作用になってしまったこともあったりそれはそれで懐かしい思い出であります。

いつでしたか栗本先生は「あとがき」で、グイン・サーガはあとがきだけで千枚を越えるなぁ、と書いてらしたことがありましたね。そう考えると、やはりとんでもない作品だと、今さらですが身にしみます。

栗本薫先生のグイン・サーガの「あとがき」で、記憶につよく残っているのはやはり第一巻「豹頭の仮面」の「あとがき」なのです。
ヒロイック・ファンタジー——それは、本質的に《夜》に属する物語である。夜と闇、呪文といかがわしい黒魔術、淫祠邪教と病んだ魂とに。
この一文が好きすぎて、自作「サイロンの挽歌」のあとがきに引用させていただきました。
すき、とライトにいってよいのか、小暗くいかがわしい闇に属する嗜好をみたされたわけなのですが。これはハワードのコナン・シリーズや、エルリックの白子のサーガ、シャンブロウに代表されるムーアの一連の作品を読んだときから、底流のようにながれを感じとったものでした。淫祠邪教の祭壇に捧げられる生け贄の悲鳴絶叫、断末魔の苦鳴、犠牲者の絶望——絶望。闇をいっそう昏くする、人の心がうみだす闇。ヒロイック・ファンタジーを読みだした初期、その闇の深さ、底知れなさ、謎──に立ちすくみ、当惑させられながらも、忘れられなくなった、魅了されたものです。

などと、朝っぱらから、昏い回顧にひたってしまうのは、ようやく「売国妃シルヴィア」を脱稿いたしました。遅れてすいません(小声)
この後ゲラをやって、そのあと苦手な「あとがき」を書きあげれば、なんとか、秋ごろにはお届けできるのではないかと思っています。

外は大雨。朝から昏かったのですが、今ようやく薄日がさしてきたかなという感じです。

感涙です! FIFA世界最優秀選手の栄冠 [お知らせ]



しかも佐々木監督も・・! W受賞という快挙。
川澄選手が「間近で活躍をみてきた者としては当然かとおもいますね」と語っていたのが印象的です。

受賞会場の風景かしら? ワンバック(米国)選手の姿もあり、リアルタイム観ていた決勝戦がよみがえりました。

とにかく、よかった、おめでとう澤穂希さん!!
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ちょこっと宣伝(笑) [お知らせ]

来週の文フリでます。
6/12(日) 文フリ スペース「O-16」で。
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<販売>
ノベルス! 300円
ノベトモ! vol.3 500円
ご来場、お待ちしております(←主宰のなお君とこからコピペしました)

よひの、ないとうめあ名義で、
ノベルス! にweb小説の紹介文と、イラスト(月ひめ)描いております。
ノベトモ! vol.3にSS「デイモンからのメール」(微香BLww)書いております。 
表紙かいてくれたキョロ子お嬢、自作(vol.2のスノーホワイト)にもイラストつけてくれたリアルJK(美術工芸科)です。
以上ちょこっと宣伝でした。

あ、くわしく宣伝(vol.3は通販もあるようなので)後日「にくきゅフ」に書きこみいたします☆

☆☆通販サイトふくむ詳細はコチラ http://novetomo.selfish.be/

旅行ではないのですが [お知らせ]

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すこしばかり、国内を移動するので、何時間かはやいですがサイト小説upしてます。

えーと、それと、ご報告というか、「宿命の宝冠」第1回脱稿いたしました。

いや、この世界たのしいのですが、なんと申しますか・・わたくしにはねっとり濃いすぅぷ(MM調ですw)のようで、たのしいのですが・・ハチミツに溺れるアリって、こんな気分? などと、たまには不謹慎もつぶやかせてくださいまし。

世の中がこんな状況でも、本と資料とおやつ類(こだぬきですいません)でおへやハチャメチャでも、しあわせものですね。笑


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